「ありがとう」の資料について、
こんなメールがありました。
小林正樹様 こんにちは はじめまして Fと申します。
ネットで検索中小林さんのHPに辿りつきました。
素晴らしい実践ばかりで,驚きながら拝見させて
いただきました。そこで道徳の実践bQ1「ありがとう」の
追試をさせていただきたいのですが,
裏ページが見つけられませんでした。
お忙しいところ申し訳ありませんが
宜しければ,資料女の子の作文でしょうか
教えていただければ有り難いです。
ご無理を申しますが宜しくお願いいたします。
では,用件のみで申し訳ありません。
そこで、以下のメールを返信しました。
HPを通して、こんな交流ができることがうれしいです。
F先生 はじめまして。
山形の小林正樹と申します。
> 道徳の実践auありがとう」の
>
追試をさせていただきたいのですが,
>
裏ページが見つけられませんでした。
『続 気くばりのすすめ』(鈴木 健二 著)より
私が、東京のある小学校へ行った時のことです。その時は、4年生の理科の実
験を見せてもらいました。マッチをすってガスをつけ、その上で何かを燃やす
という実験でした。初めてガスを使うらしく、みんな緊張しているようでし
た。
私の目の前の大きな机の上で、洋服の胸に大きなリボンをした一人の女の子が
マッチをすろうとしました。その時、リボンがすっと前に垂れ下がりました。
私は思わず、
「おじょうちゃん、危ない、リボンに火がつきますよ。」
と言いました。すると女の子は、マッチを机に起き、私の方へきちんと向き直
ると、
「ありがとうございました。」
と丁寧に頭を下げてお礼を言ったのです。(略)
生まれて初めてガスに火をつける子どもにとって、それだけで大冒険です。意
識を集中し、いままさにその子はそれをやろうとしていたのです。しかし、私
が横から一言注意をしたら、その子はきちんとマッチを置いて私の方に向き直
り、お礼を言って頭を下げたのです。
以上、ここまで。
HPを見ていただきまして、ありがとうございました。
そして、問い合わせのメールも、ありがとうございました。
公開している者にとっては、とってもうれしいものです。
この授業、私も好きな実践です。教室がほんわかしてくるからです。
少しでもお役に立てば、と思います。では。
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